ブレーキフルード全交換方法

パワーブリーダーを使ったブレーキフルードの交換方法を紹介します。方法自体はマスタング以外の車種でも同じです。


パーツと入手先

  • PowerBleeder
    0118 Black Label GM / Late Mustang 3-Tab Power Bleeder Kit $74.95 x 1
    motiveproducts.com から直接購入し上記の価格でした。 よくミンカラでは空気が漏れないようにあれこれ工夫されていますがマスタング 10'以降はこの型番のみで他に揃える物はありません。もの凄く簡単にフルード交換を行う事ができます。


  • 11mm メガネレンチ
    ブレーキフルードのドレンボルトを緩めるのに使用します。ホムセンのセットの極普通のメガネで大丈夫でした。
  • ジャッキ
    リアはタイヤを外さないとドレンにアクセスできません。フロントはキャリパー内側部分のドレンへアクセスするためにタイヤを外す必要があります。 ジャッキアップ方法はこちらをご参考にしてください。
    ジャッキアップ方法
  • ブレーキフルード
    今回はWAKO'sのSP-4を使います。定価3,465円からオートバックスの誕生日月の20%引きを利用してまとめ買いしていた物です。使用量は手際よくやれば全交換でも1Lで大丈夫かもしれません。ただし初めて交換する人は1.5Lは用意しておいた方がいいと思います。


取り付け方法

■ パワーブリーダーの準備
- まず初めに写真のパワーブリーダ本体から出ているチューブとリザーバキャップのチューブをネジで接続します。テフロンテープが無い場合でもレンチを使ってしっかりねじ込めば空気は漏れませんでした。シリコンテープは高い物ではないのであった方がいいかもしれません。パワーブリーダーのリザーバキャップをリザーバに接続する際に付属のシール用ラバーを挟むのを忘れないで下さい。分厚い方を挟みます。

- この状態でメモリが10の所まで圧力をかけて空気漏れしていないか確認します。私は本体からのチューブとリザーバキャップからのチューブを接続するNPTネジ部分で空気漏れしていました。モンキーレンチ二本を使い十分に締めあげた所漏れなくなりました。5分経っても圧力が一切落ちない状態にします。

- 空気漏れが無い事を確認したら一度本体キャップを外しフルードを必要量注ぎます。1.5Lも入れれば十分です。手際良くやれば1.0Lでもいけそうです。(次回交換時に試してみます。)

■ フルード交換開始
- 交換開始前にバッテリーターミナルからマイナス端子を外しておきます。万が一リザーバがLow以下になった時にECUにエラーが刻まれるのを防ぐためです。

- 助手席側リアから抜いていきます。ドレンに被さっているラバーを指か内張り剥がしで外しパワーブリーダー付属のドレン用のチューブを被します。

- ドレンを緩めます。新車数ヶ月しか経っていないのに金属片みたいな物が出てきました(笑


- 助手席後方側、排出されるフルードが綺麗になるまで抜きます。ペットボトルを変えながら排出してみました。出てくるフルードの色の変化をお楽しみ下さい。リザーバから一番通りキャリパーは少なくとも右 + 真ん中ペットボトルの半分位は抜かないと綺麗になりません。


■ フロント側フルード交換
要領はリアと同じです。

- キャリパー外側ドレン位置


- ドレンがキャリパー内側にもあるので注意してください。


- 抜きます。

- 抜けた量はたったこれだけです。リザーバに近くなるにつれて交換量は一気に減ります。

■ リザーバタンクのお掃除
何故かフルード交換後もリザーバタンク内は写真の通り汚かったので精神衛生上良くないので綺麗にしておきます。
- 交換後も何故か汚いです。

- 注射器で抜き取っては新しいフルードを入れるのを繰り返しました。

- 何故か藻みたいなのが沢山…。注射器でひたすら吸い取りました。

以上になります。