レカロ(TS-G SK2)フルバケ取り付け

運転席シートをレカロ TS-G に交換したのでその方法を紹介します。


パーツと入手先

  • Recaro TS-G SK2
    普通にオートバックスで購入しました。
    11万7千円とポイント1%還元

  • マスタング用シートレール(FORD マスタング ’06~ フルバケ用)
    Pickup さんで購入。26,200円
    アメリカでワンオフをやっている所は USD400 + 送料、近所のショップに頼んだら
    いくらになるか分からないと言われ断られました。結局、Pickup さんが一番安かったです。

  • 20mm スペーサーとロングボルト
    同 Pickup さん。1,000円
    シートの高さ調整用です。TS-G は特にシートポジションが低いので私には必須でした。
    何れにせよあった方が好みの高さに調整できるので最初から同時購入しておいた方がよいです。

警告

交換は自己責任でお願いします。電気知識がある方でないと高い勉強料を支払う事になります。
また事故を起こしてエアバッグが開かない等命に関わる危険を伴います。

取り付け方法


- 初めにバッテリーのマイナス端子を外します。エアバッグエラーがECUに刻まれるのを防ぐためです。

- まずはシートを固定している4本のナットを外します。前後でボルトサイズが違います。(サイズは忘れました)

- 次にシート下の床から出ているカプラーを外していきます。
写真赤丸の様なジャバラでプレートの穴に固定されていてこれを外すのが結構面倒くさく途中からニッパで切りました。




- ようやく外せました。

- シートを取っ払います。

- Pickup さんから購入したマスタング用シートレールです。

- レカロ TS-G SK2 です。
使用してみると確かにサイドが磨れてファブリックだと早々に磨り切れそうです。 限定車の赤いシートの方は色味が違っても赤のレカロでいいと思います。片側黒は違和感は無いですが安っぽくなります。


- 下の写真は流用するカプラの位置を示しています。下側がエアバッグセンサ用カプラで上側がシートベルトセンサ(シートベルトのメス側の事)が先に繋がるカプラです。赤丸の位置でニッパで切断しましょう。シート下の配線を全て外すのはとても労力がいります。後述のシートポジションセンサの位置が分からずに私は全て外しましたがその必要は一切ありません。時間の無駄です。


- 切断したエアバッグセンサに 1.2~2Ohm の抵抗を半田付けします。


- これを床のカプラーに接続します。念のために絶縁をします。

- シートベルトセンサを接続するカプラです。上述の様にこの位置で切断します。


- 切断したシートベルトセンサにリード線を半田付けします。シートベルトセンサの線の色は"緑-青"と"黒-白"です。


- この様に同じ色同士の線を床側カプラーに直接刺します。


- シートベルトセンサとエアバッグセンサのセットアップが完了しました。シートベルトセンサはこのままバックルのカプラーに接続すればOKです。さて、実はこれだけではエアバッグ警告灯が点灯してしまいます。シートポジションセンサも移植しましょう。


- これは運転席右側側面の写真です。写真中心蛇腹の裏に見えているのがシートポジションセンサです。ネジを外せば取れます。


- 写真に写っているカプラーはシートポジションセンサに接続されていたカプラーです。奥に見えるのがシートポジションセンサ。"黄-紫", "黒-白" の線を切断し線を延長しましょう。


- 写真はありませんがシートベルトセンサの時と同様にカプラーから延長したリード線を直接車輌床側のカプラに接続しましょう。以上でセンサの移植は完了です。

- シートを戻して作業は完了です。

番外編

スペーサを入れないと20m位先のミニバンさえ見えないという状態だったのでスペーサを入れる事にしました(笑

- 20mm のスペーサ

- こんな感じで付属のロングボルトで留めます。